2009/12/12

元ネタ特集:Jazz編 +BONEHEAD FM+

どーも、僕です。

今回はまたまた趣向を変えまして、ヒップホップミュージックを支えてきた、元ネタ、特にジャズにフォーカスしてみました。一昔前のヒップホップミュージックといえば、レコードなどから音をサンプリングして音楽を再構築する、コラージュのような制作手法が一般的でした。借り物の音を寄せ集めると、あら不思議!新たなグルーブの誕生です!なんだパクリの音楽じゃないか!なんて声も聞こえてきそうですが、全くその通り。ヒップホップはパクリの文化なのです!ただ、気が付いているでしょうか?Jポップミュージックなどでも同じような手法、サンプリングされた音が使われているのです。まあ、いいんです、いいんです。グルーブ、グルーブがあればいいのさ!二番煎じだろうとなんだろうと。

ただ、しかし、もちろんこの辺のサンプリングには権利問題がつきものです。一筋縄ではいかないのがこの音楽制作手法のネックでしょうか。ちなみにヒップホップ業界で初めて訴えられ、敗訴したのはビズマーキーというアーティストで、これはヒップホップ業界的には大きな出来事であったと思います。しかし、ただで転ばないのがこのビズマーキー、次のアルバムでは「All Samples Cleared!」という名前をつけ、懲りた様子は全く無しでありました。ただこの問題があったおかげといいますか、チョップアンドフリップと呼ばれる、音を細かく刻んで並べ替えることで元の音楽が分からなくなり、さらにクリエイティビティが向上するという技術が発展します。

まあ色々と難しい問題はありますが、僕はこの邪道ではありますが、不足がもたらすアートが大好きなわけであります!

ヒップホップ云々は抜きにしても、これらの曲はとてもいい曲たちだと思います。尚、ヒップホップミュージックを知っていると、一粒で2倍美味しい!的な楽しみ方ができます。あーこの部分が!みたいな感じで。

それと、5番目の曲がどうもビートルズの曲に似ているのだが、どっちが先でしょうね?ビートルズの曲名を思い出せない・・・

トラックリスト
1:Ahmad Jamal / Dolphin Dance
2:Roy Ayers / Everybody Loves The Sunshine
3:Roy Ayers / Searchin'
4:Willie Bobo / Fried Neckbones and some home fries
5:Les DeMerle / A day in the Life
6:Ronnie Foster / Mystic Brew
7:Stan Getz / Saudade Vem Correndo
8:Bobbi Humphrey / Harlem river drive
9:Ahmad Jamal / The World Is A Ghetto
10:Steve Khan / Darlin Darlin Baby
11:Ronnie Laws / Tidal Wave
12:Tom Scott / Today
13:Billy Cobham / Heather

ちなみにこんな曲が上の曲を使っています。番号が対応してます。
1:common sense / Resurrection
2:E-Rule / Listen up
3:Pete Rock & CL Smooth / Searching
4:Styles of Beyond / Survival Tactics
5:OC / Times Up
6:A Tribe Called Quest / Electric Relaxation
7:Pharcyde / Runnin'
8:Jazzy Jeff and Fresh prince / A Touch of Jazz
9:Fat Joe / Shit is Real (Premier Remix)
10:BIG Punisher / I'm not a player
11:Black Moon / Who Got the Props?
12:Pete Rock & CL Smooth / T.R.O.Y.
13:Souls Of Mischief / 93 Til Infinity

どの曲も鼻血がでるくらいかっこいいですヨ!

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